アルミラ・ターシン
トミュリス
紀元前550年頃に実在した、中央アジアの遊牧民マッサゲタイ族の女王トミュリスをモデルにした歴史アクション。人類史上初となる大規模な異民族間の戦いといわれ、当時、世界の半分を征服していたアケメネス朝ペルシアのキュロス大王を破った伝説の戦いを活写。監督は「持たざるものが全てを奪う HACKER」のアカン・サタイェフ。
紀元前550年頃。群雄割拠の世、中央アジアの草原=ステップ地帯。マッサゲタイ族の長である父と家族を殺され、すべてを奪われた少女トミュリス。孤独に耐えながらも鍛錬を重ね、別れ別れになった臣下を集め、新しい仲間を得て成長したトミュリスは、遂に復讐を果たす。やがて、トミュリスの家族や一族が増えていくなか、マッサゲタイ国は徐々に大きくなっていく。そんな折、キュロス大王率いる大帝国アケネメス朝ペルシアが、隣国にまで迫り、彼らの配下になるようトミュリスを脅してくる。だがトミュリスは屈することなく、圧倒的な兵力差のペルシア軍を相手に巧みな戦術を用いながら、民族の誇りをかけて人類史上初の大規模な戦いに挑んでゆく……。
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