シン・ヘソン
An Jeongin
韓国で初登場第1位を記録したサスペンス。幼いころから父親の虐待を受け続けたジョンインは、今はソウルで弁護士として活躍している。ある日、父親が亡くなり、葬儀場で農薬入りマッコリを使った集団殺人事件が起こる。その事件の容疑者は母ファジャだった。出演は、ドラマ『黄金の私の人生』のシン・ヘソン、ドラマ『優雅な一族』のペ・ジョンオク、「国家が破産する日」のホ・ジュノ。監督は、本作が長編デビュー作となるパク・サンヒョン。「未体験ゾーンの映画たち2021」にて上映。
幼いころから父親の虐待を受け続けたジョンイン(シン・ヘソン)は、家を飛び出し、ソウルでエリート弁護士として名を馳せている。ある日、父親が亡くなり、その葬儀場で殺人事件が起こる。農薬入りのマッコリで多数の被害者を出したその事件の容疑者は母ファジャ(ペ・ジョンオク)だった。十数年ぶりの故郷に帰ったジョンインは、拘留されている母と面会する。しかしショックのあまり急性認知症を患っていた母は、ジョンインのことを覚えていなかった。母の潔白を証明するため弁護を引き受けたジョンインが事件について調べ始めると、偽装された証拠、嘘の供述、警察のずさんな捜査など、まるで、村ぐるみで母を犯人に仕立て上げようとする不穏な空気を感じるが……。
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