シャイ・アヴィヴィ
アハロン
『ブロークン・ウィング』や『僕の心の奥の文法』などで知られるイスラエルの俊才、ニル・ベルグマン監督がメガホンをとった人間ドラマ。自閉症スペクトラムを抱える息子を全力で守る父と、父の愛を受けて心優しい青年に成長した息子との絆の物語を描く。『喪が明ける日に』のシャイ・アヴィヴィが父アハロンを、新人のノアム・インベルが息子ウリを好演。第73回カンヌ国際映画祭のオフィシャルセレクションに選出された。
グラフィックデザイナーを引退したアハロンは、自閉症スペクトラムの息子ウリと田舎町でのんびり暮らしている。しかしある日、ウリの将来を心配した別居中の妻タマラが、全寮制の特別支援施設への入所を勝手に決めてしまう。定収入のないアハロンは養育不適合と判断され、裁判所の決定に従わざるを得なかった。迎えた入所当日、大好きな父との別れに直面したウリはパニックを起こす。
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