ジェラルディン・ペイジ
Mrs.Watts
息子夫婦と暮らす老女が自分の育った故郷バウンティフルを目ざして旅に出る姿を描く。製作はスターリング・ヴァン・ワーナゲン、ホートン・フート、エグゼクティヴ・プロデューサーはサム・グロッグ、ジョージ・ヤネッフ、監督はピーター・マスターソン、原作・脚本はホートン・フート、撮影はフレッド・マーフィー、音楽はJ・A・C・レッドフォードが担当。出演はジェラルディン・ベイジ(アカデミー賞主演賞受賞)ほか。
キャリー・ワッツ(ジェラルディン・ペイジ)は、ヒューストンで息子のルーディ(ジョン・ハード)と嫁のジェシー・メイ(カーリン・グリン)と共に暮らしている。優柔不断な息子と気むずかしい嫁のもとで口論が絶えない毎日を送っているキャリーは、ある日ロッキング・チェアで休んでいる時、故郷バウンティフルの町を思い出した。彼女は家から逃げ出そうとこっそりと小切手をためていたのだが、その日、ルーディたちが「あの小切手はどこ?」と尋ねたのをきっかけに、翌日、キャリーは、ジェシー・メイが外出したすきに逃げ出した。小切手を現金に換えることもできず、小銭を集めて何とかチケットを購入したキャリーは、母の不在を知って追いかけてきた息子夫婦からたくみに隠れ逃げ、汽車に乗った。席の隣あわせになったテルマ(レベッカ・デ・モーネイ)のやさしさに心がなごむキャリー。夫の軍隊遠征中にひとり親戚の家に行く途中だとテルマは語った。テルマと別れてテキサスの田舎の停留所の待合室にいたキャリーのもとにシェリフ(リチャード・ブラッドフォード)がやってきた。行方不明の届けが息子夫婦から出ていて、キャリーを保護しに来たのだ。しかし、バウンティフルの家が見たいというキャリーの強い想いにうたれて、シェリフは少しぐらいなら、とバウンティフル行きを承諾した。キャリーの胸は高まる。しかし、20年前のその地はもはやなく、今は住む人もいない荒地と化していた。しばらくすると、ルーディとジェシー・メイが迎えに来た。息子の肩に抱かれて車に乗り込むキャシー……。
監督
脚本、原作戯曲、製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
美術
編集
字幕
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