爆走トラック’76
爆走トラック’76
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爆走トラック’76

1976年2月7日公開
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アメリカのアリゾナを舞台に長距離トラックの運転手たちの不屈な戦いを描く。製作総指揮はジェラルド・ジュナイダーとモート・リトワック、製作はジョン・ケメニー、監督はジョナサン・カプラン、脚本はケン・フリードマンとジョナサン・カプラン、撮影はフレッド・ケーネカンプ、音楽はデイヴィッド・ニッチターン、編集はO・ニコラス・ブラウンが各々担当。出演はジャン=マイケル・ビンセント、ケイ・レンツ、スリム・ピケンズ、L・Q・ジョーンズ、リー・フレンチ、ドン・ポーター、サム・ローズなど。日本語版監修は野中重雄。テクニカラー、ビスタサイズ。1975年作品。

ストーリー

兵役を終えて生まれ故郷のアリゾナへ帰ってきたキャロル・ジョー・ハンマー(ジャン=マイケル・ビンセント)は、許婚者のジェリー(ケイ・レンツ)の歓迎を受け、早速結婚式を挙げた。次は仕事だ。キャロル・ジョーは、バンク・ローンでディーゼル・トラックを買い、古くからの知りあいで運送会社のマネージャーをしているデュエイン(スリム・ピケンズ)の荷を運ぶことになった。しかし、その荷物の中に、禁制品のスロット・マシンやタバコが混じっているのを発見すると、その初仕事を断わった。その帰り道、彼はパトカーに停車を命じられ、シェリフにいきなり手錠をかけられた。やがて1台の車が近づき、3人のならず者が手錠のために身動き出来ない彼に殴りかかった。先程、デュエインの事務所で彼に嫌がらせしたならず者で、彼らはキャロル・ジョーが禁制品を運ぶのを断わったので、ジェリフとグルになってリンチを加えたのだ。だが、彼はこんなことでは屈しなかった愛妻ジェリーの手厚い看護をうけて傷が癒えると、彼は再び仕事を捜しに出た。しかし、一味の手が廻されていたために仕事は全くなかった。身重のジェリーも働きに出たが、生活は苦しくなるばかりだった。追いつめられたキャロル・ジョーは、ライフルを片手にデュエインの事務所に乗り込んだ。そして、デュエインやそのボス、バック(L・Q・ジョーンズ)を脅し、強引に仕事をとった。年寄りの黒人ポップス(サム・ローズ)を助手席に乗せ、キャロル・ジョーの大型トラックは出発した。出発後、間もなく1台の車がキャロル・ジョーのトラックに近づき、発砲してきた。キャロル・ジョーはハンドルをポップスにあずけると、ライフルで応戦し何なく撃退した。長い道のりをこえてやっと目的地についたキャロル・ジョーは、積荷が腐った野菜ばかりなのを知った。『ディーゼルをむだにしたな』と、取引相手は冷たく積荷の受取を拒絶した。キャロル・ジョーが立ち向かう組織は予想以上に大きかった。デュエインやバックをあやつり、禁制品を陰で動かしているのは、巨大企業『グラス・ハウス』の社長、カトラー(ドン・ポーター)だった。カトラーはキャロル・ジョーを抹殺する決心をした。ある日、一味の手によってデュエインがトラックにひき殺された。その罪をキャロル・ジョーになすりつけようとしたが、ジェリーの必死の証言で、間もなく釈放になった。家に帰ったキャロル・ジョーとジェリーは呆然とした。大切なディーゼル・トラックがペンキで塗りたくられ、部屋のベッドの上に黒人ポップスの無残な死骸が横たえられていたのだ。キャロル・ジョーは運転手仲間と共にバックの事務所を急撃し、バックを袋だたきにした。そしてカトラーのビルに乗り込み、その不法を糾弾した。カトラーはしぶしぶ罪を認め、改心を誓った。その夜、キャロル・ジョーとジェリーは、眠っているところを何者かに襲われ、家に火をつけられた。病院に運ばれたジェリーは流産した。彼はカトラーのビルに向かってディーゼル・トラックを走らせる。ガードマンがライフル銃で守る鉄扉を突破し、『GH』(グラス・ハウス)というイニシアルを形どった巨大なガラスの塔めがけて突っこんでいった。トラックは空中に舞いあがり、カトラーの権威の象徴であるガラスの塔を破壊して地上に落下した。だが、彼は奇跡的に一命をとりとめた。彼に向かってジェリーの、そして町の人々の無言のうちに彼をたたえる視線がそそがれていた。(コロムビア映画配給1時間29分)

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作品データ

原題
White Line Fever
製作年
1975年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1976年2月7日
製作会社
インターナショナル・シネメディアセンター・プロ作品


[c]キネマ旬報社