石川由依
吉野由紀
東日本大震災と原発事故による避難で離れ離れになった被災犬と飼い主家族、そして動物保護ボランティアの実話を基にしたアニメ。福島県浪江町で食堂を営む富田一家。震災後、愛犬ごん太を置いて避難するが、転々と居を移すことになり、長い間ごん太とは会えず……。声の出演は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の石川由依、「科捜研の女 劇場版」の斉藤暁。仲本剛によるノンフィクション『福島 余命1カ月の被災犬 とんがりあたまのごん太』を原案に、「8月のシンフォニー 渋谷2002~2003」の西澤昭男監督がアニメ化。
福島県浪江町。B級グルメで話題の“なみえ焼きそば”を提供する食堂を営む富田一家。飼っている8歳になる犬の“ごん太”は、生まれたときから頭の先がちょっととがっている利発な犬だった。2011年3月11日、東日本大震災が発生。店の倒壊は免れたが、福島第一原発からわずか9キロの地だったため、一家は避難を余儀なくされる。すぐに戻れると思っていた一家はごん太を置いていくが、結局親戚や知人を頼って転々と居を移すことになり、ごん太とは離れ離れになってしまう……。東京の大学に通う吉野由紀(声:石川由依)は、春休みを利用してペットを救済するボランティアに参加、被災地を訪れる。取り残された犬たちがいるとの情報を得た吉野は浪江町の警戒区域内へと向かい、そこで数匹の犬たちを保護するが、その中にごん太がいた。ごん太は“ピース”と名付けられ、吉野らとともに神奈川県の相模原に拠点を移して生活を始める。だがピースは病気で、余命1カ月と診断されるのだった……。一方、富田一家はごん太のことがずっと気がかりで心配していた。そんななか、吉野はごん太をなんとしても元の飼い主に会わせたいと奮闘する……。
吉野由紀
富田清
富田正樹
石原代表
監督、脚本
原案
演出
演出
演出
総作画監督、キャラクターデザイン
撮影監督
音楽
美術監督
編集
音響制作
CGディレクター
企画、プロモーション
音楽制作
色彩設計
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