リー・シンジエ
Teoh Yun Ling
台湾恋愛映画の名手トム・リン監督が、マレーシアを舞台に撮り上げた歴史ラブストーリー。1980年代。女性裁判官のユンリンは、かつて愛した男で謎多き庭師・中村がとある財宝にまつわるスパイとして指弾されていることを知り、彼の潔白を証明しようと決意する。出演は「インフェルノ 大火災脱出」のリー・シンジエ、「祈りの幕が下りる時」の阿部寛、「妻の愛、娘の時」のシルヴィア・チャン。原作はマレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説でブッカー賞ノミネートの「The Garden of Evening Mists」。第15回(2020年)大阪アジアン映画祭オープニング作品。
1980年代。マレーシア連邦裁判所の女性裁判官、62歳のテオ・ユンリン(シルヴィア・チャン)は、かつて愛した男で謎多き庭師・中村有朋がとある財宝にまつわるスパイとして指弾されていることを知る。そんな彼の疑惑と真実を明らかにするため、ユンリンはキャメロンハイランドに戻ることを決意する……。戦後1950年代。33歳のユンリン(リー・シンジエ)は亡き妹の夢だった日本庭園造りを目指し、キャメロンハイランドで活躍する日本人庭師の中村(阿部寛)の元を訪れる。彼は、現在造っている庭園“夕霧花園”で自分の見習いをしながら庭造りを学ぶことを提案。ユンリンは見習いとなり、強い信念を持って庭造りに打ち込んでゆく。そんななか、日本人に対して悲しみと憎しみを抱えるユンリンだったが、どこかミステリアスで孤独な中村に惹かれていくのだった……。第二次世界大戦中、1940年代。イギリスの植民地であるマラヤ(現在のマレーシア)で、ユンリンは妹のユンホン(セリーヌ・リム)と共に日本軍によって強制労働に駆り出されていた。だが日本は敗戦、軍は現地人捕虜を収容所ごと焼き払う。ユンリンはただひとり逃げ出すことができたが、妹を見殺しにしてしまった自責の念に苛まれ続けていた……。
Teoh Yun Ling
Nakamura Aritomo
テオ・ユンリン(1980年代)
マグナス・ゲメル
フレドリック・ゲメル(1980年代)
フレドリック・ゲメル(1950年代)
エミリー・ゲメル
テオ・ユンホン
監督
脚本
原作
製作
製作
製作、製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
共同製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳
ヘアメイク
ヘアメイク
特殊メイク
特殊メイク
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