中尾拳也
山田一平
人生の選択の尊さを高校生の青春に乗せて描く、小劇場発の映画作品。演出家の畑中晋太郎が自身の演劇作品をもとに脚本を書き、本作で初監督を務めた。ほぼ全編福岡ロケを敢行、博多弁で高校生の日常や恋、夢をリアルに描写し、今を生きることの意味を問いかけている。出演はミュージカル『テニスの王子様』から『スケステ』など話題の2.5次元舞台やアーティストとしても活躍する中尾拳也と、HKT48のセンターを務め、現在は女優としての幅を広げている兒玉遥がW主演を務めている。
高校生の真理は予備校が一緒の一平に恋心を抱いていた。夏休みに入ると、真理は一平に告白することを決意する。一方、真理の親友で一平の幼馴染の明も一平に想いを寄せていたが、明は気持ちを隠して真理を応援していた。やがて一平と真理は付き合うようになるが、夏を過ぎたころから、一平に異変が起きる。真理と明の存在を違えて認識しているようなのだ。時間が経つにつれて状態は悪化していく。次第に真理の心も折れていきた……。