「誰がハマーショルドを殺したか」「THE MOLE(ザ・モール)」で知られるデンマークのジャーナリスト兼ドキュメンタリー作家マッツ・ブリュガーの2009年の映画デビュー作。2人のコメディアンと一緒に北朝鮮での公演を決行し、独裁国家をモニタリング。リアルに描き過ぎて北朝鮮を激怒させた笑劇ドキュメンタリー。ラース・フォン・トリアーのプロダクションが製作し、第 26 回サンダンス映画祭ワールドシネマ・ドキュメンタリー部門審査員賞など数々の賞を獲得した。ブリュガーはこの作品以後、北朝鮮を出禁となった。
ストーリー
ブリュガーは、知られざる北朝鮮の人々の素顔を暴くため、異文化交流と称し舞台公演の許可を得ることに成功。韓国系デンマーク人で脳性麻痺を持つヤコブとシモンの2 人のコメディアンと共に北朝鮮に向かう。熱烈な歓迎を受ける一方で、母のように接する案内役の女性によって常に行動を監視され、本番までの間、北朝鮮の意思によって、2人のコントは幾度となく修正された。そんななか、ヤコブは金日成広場での軍事パレードに強制的に参加させられる。軍事パレードの圧倒的な威圧感にブリュガーも恐れるなか、障害を持つヤコブだけが金一族により独裁政権が誕生したその聖地で、一人反旗を翻す。
キャスト
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作品データ
- 原題
- DET RODE KAPEL
- 製作年
- 2009年
- 製作国
- デンマーク
- 配給
- ツイン
- 初公開日
- 2021年11月27日
- 上映時間
- 88分
- 製作会社
- Zentropa Productions
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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