人気芸人ジャルジャルが2人で11役を演じる群像劇スタイルの長編映画。高校一年生の安田は登山部の顧問から、三年生が引退して部員が一人となった登山部を廃部にするため、退部届を出してほしいと相談される。そんな安田の様子を見ている一人の生徒がいた。監督は、放送作家の倉本美津留。
ストーリー
ある日、高校一年生の安田(福徳秀介)は、登山部の顧問(後藤淳平)に呼び出される。三年の先輩たちが引退して部員がたった一人となってしまった登山部を廃部にするため、退部届を出してほしいという相談だった。顧問との山登りを学校生活で唯一の楽しみにしていた安田は失望する。その様子を、入学してから一人も友達ができない生徒(後藤淳平)が見ていた。一方、公園にいた駆け出しの漫才師(後藤淳平、福徳秀介)は、芸への向き合い方を巡って解散の危機に瀕していた。また、同じころ、若手俳優(福徳秀介)が自分の名字を変えるため、女性にアプローチを繰り返していた。同様に、それぞれの場所で必死に生きる奴らがいた。独自のカット技法を極めた美容師(福徳秀介)、屈託なく先輩にいたずらを仕掛けようとする後輩(後藤淳平)、家主に鉢合わせてしまった泥棒(後藤淳平)、マジシャンの卵(後藤淳平)、公演に人生をかける劇団の座長(後藤淳平)……。山を愛する以外に何もなかった少年たちの人生は、どんな方向に転がっていくのか……?
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