ローサ・ニーナ
パクシ
ペルー映画史上初めて全編アイマラ語で制作された長編作品として注目を集め、本国で大ヒットを飛ばすと共に、2018年アカデミー賞外国語映画賞のペルー代表に選出された作品。社会から隔絶された山中でアイマラ文化の伝統的な生活を送る老夫婦の物語。オスカル・カタコラの長編初監督作ながら、34歳で急逝したため、同時に遺作となった。カタコラが友人の推薦を受けたローサ・ニーナと、カタコラの祖父ビセンテ・カタコラが出演している。
標高5,000mを越える社会から遠く離れた場所にふたり。都会に出た息子の戻りを待つパクシ(ローサ・ニーナ)とウィルカ(ビセンテ・カタコラ)の老夫婦。2人はアイマラ文化の伝統的な生活の中で、リャマや羊と暮らしていた。寒い夜を温めてくれるポンチョを織り、コカの葉を噛み、日々の糧を母なる大地のパチャママに祈る。ところがある日、飼っていた羊がキツネに襲われてしまう。さらに、マッチを買いに出かけたウィルカが途中で倒れてしまい……。都会に出た息子の帰りを待つ2人にやがて訪れる衝撃の結末とは……。
監督、脚本、撮影
製作
美術
編集
照明
録音
音響効果
日本語字幕
アイマラ語監修
アイマラ語監修
アイマラ語監修
[c]キネマ旬報社