スティーヴ・ホークス・ジュニア
Bobby
ライオンやトラと共に生活する一家を描く。製作・監督はスティーブ・ホークス、脚本はバリー・マホン、撮影はジャック・マッゴワン、音楽はトニー・レッドフィールドが各々担当。出演はレオ、リサ、スティーブ・ホークス・ジュニア、スティーヴ・ホークス、ジョーイ・マリー、チャック・ホールなど。
アメリカはフロリダに住むスティーブ(スティーヴ・ホークス)は、1年のうち数カ月間、野生の動物をアフリカで研究している。妻は死に、今は7歳になるボビー(スティーヴ・ホークス・ジュニア )と2人暮し。いや、正確には3年前から2人はトラやライオン達ともいっしょに暮している。だが、そんな猛獣を放し飼いとはけしからん、と市長(チャック・ホール)はうるさい。しかたなく、ライオンはレオ、トラはリサの2頭だけは残して、あとの動物は市の当局に引き渡してしまった。スティーブは再びアフリカへ出かけ、彼の恋人アン(ジョーイ・マリー)とボビーがフロリダに残ったある日、レオが来客の前にあらわれた。さあ、大変。レオとリサは早速に警察に捕えられてしまう。が、スティーブとは連絡はつけられない。このままでは2頭が殺されると思ったボビーは、2頭を助け、エバグレイズに逃げた。そこは人喰いワニの棲むジャングル地帯だ。やがて、ナイロビより戻ったスティーブは、ボビーと2頭を発見し、市長も2頭が猛獣ではないことを認めた。ボビーもアンも大喜び。再びスティーブ一家に楽しい毎日が戻って来た。
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