田中珠里
瓶子撫子
才能や口約束のような不確かなものに翻弄される音楽業界において、岡本崇監督自身が音楽活動をするなかで、売れたり売れなかったりしながらも音楽を続ける一番の理由である「好き」という気持ちでさえコロナ禍で見失いそうになった時に、初期衝動を取り戻すべく制作された青春映画。タイトルは「ディスコード(不協和音)」と「ランナーズハイ」を混ぜた造語。日本芸術センター第13回映像グランプリにて発掘賞、神戸インディペンデント映画祭2021にて奨励賞を受賞。劇中の架空のバンド「P-90」も公式ツイッターのフォロワー数が約2万人となった。音楽事務所で働く主人公・瓶子撫子に配信ドラマ『TUNAガール』や舞台『BASARA』などで活躍する田中珠里。ライバルの別久花役には、柴咲コウらが監督を務めた「MIRRORLIAR FILMS」でプロデューサーとしても活躍する下京慶子。岡本崇は脚本・撮影・編集・楽曲制作・整音も担当した。岡本監督のたくさんの「好き」が込められ、最後のシーンで演奏される楽曲を、監督が世界で一番好きなボーカリストだという秦千香子(ex.FREENOTE)が歌った。
音楽事務所ヤードバーズに叔父のコネで入社した瓶子撫子(へいし・なでこ)。売れっ子バンドを次々と輩出する同僚の別久花(べつく・はな)とは違い、彼女の担当するバンド「カサノシタ」はデビュー以来、鳴かず飛ばす。おまけに極度のあがり症で自身も会社のお荷物扱い。次回作の予算もロクに下りず、自らの手でMVを制作し、その反応次第でリリースを検討という事態になる。まさに崖っぷちの現状にも関わらず、メンバーの危機感とやる気はゼロ。それでも撫子は別久への対抗心を燃やし、なんとか結果を出そうと奮闘する。
瓶子撫子
別久花
結衣子
儀武村剛士
ゴビンダ
アール
神楽鈴の徘徊者
監督、脚本、撮影、編集
キャラクター協力
撮影
音楽
音楽
音楽
照明
録音
助監督
現場補佐
現場補佐
キャスティング
主題歌