クイン・ケルシー
リゴレット
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場で上演される世界最高峰のオペラを映画館で上映するシリーズの2021~22年版にヴェルディの傑作悲劇が登場。毒舌を吐く嫌われ者の道化師リゴレットは、モンテローネ伯爵を侮辱し、愛娘ジルダをさらわれてしまう。出演は「METライブビューイング2018-19/ヴェルディ『椿姫』」のクイン・ケルシー、
16世紀、イタリアのマントヴァ(本演出では1920年代のドイツ)。醜い体を持ち、道化師として公爵に仕えるリゴレットは、毒舌を吐く嫌われ者。女好きの公爵に娘を弄ばれたモンテローネ伯爵をいつものようにからかった彼は、逆に伯爵から呪われて怯える。それは、自分にも愛娘ジルダがいたためだった。ところがジルダは、身分を偽って教会を訪れる公爵に恋していた。やがて、宮廷人たちにさらわれ、公爵の寝室に連れ込まれるジルダ。それを知ったリゴレットは……。
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