ピーター・セラーズ
Inspector_Jacques_Clouseau
クルーゾーを渡さねば国連ビルを消す!とほうもない脅迫に立ち向うクルーゾー警部のドタバタ・シリーズ第3弾。製作・監督は「ピンク・パンサー2」「夕映え」のブレイク・エドワーズ、脚本はフランク・ウォルドマンとB・エドワーズ、撮影はハリー・ワックスマン、音楽はヘンリー・マンシーニ、作詞はドン・ブラック、主題歌はトム・ジョーンズ、タイトル・アニメーションはリチャード・ウィリアムスが各々担当。出演はピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、コリン・ブレイクリー、レスリー・アン・ダウン、レナード・ロシターなど。
所はフランス国立精神病院。退院を間近に控えた元パリ警察主任警部ドレフュス(ハーバート・ロム)は浮き浮きしていた。無理もない、彼は部下のクルーゾー(ピーター・セラーズ)の気が狂った捜査活動に発狂して以来、実に3年ぶりに世間(シャバ)に戻れるのだ。だが、見舞いに来たクルーゾーが、ふざけて打ったクロケットのタマが、ドレフュスのひたいに命中し、彼は再び発狂してしまった。一方、やもめ暮しのクルーゾーのアパートに中国人ケイトーの空手が砕裂する。そんな2人を床下よりうかがうドレフュス。そこへクルーゾーにドレフュスが狂気のまま病院を脱走という電話。突然、クルーゾーはノートルダムの傴僂男に変身。だが、背中の風船をふくらませ過ぎて、闇夜へ飛び出して行った。さて、その日以降、世界中の有名な凶悪犯罪者達が忽然と姿を消した。さらにイギリスの世界的科学者ファスベンダーが、娘共々誘拐される。事件にスコットランドヤードも乗り出す事になり、アレック(コリン・ブレイクリー)を中心に鳩首会議中、パリ警察よりクルーゾーを捜査のために派遣するという電話が。さて、ここ東欧はババリア地方の人里離れた森にある城では、今や狂気の復讐鬼と化したドレフュスの脅迫により、ファスベンダーが、世界滅亡用の物体消去機を作っていた。そして世界の犯罪者達もここに。一方、アメリカ大統領に、クルーゾーを渡さねば国連ビルを消す、とドレフュスの脅迫が。間もなくピンクの怪光線と共にビルは消えた。世界滅亡にあわてた各国スパイは、クルーゾー暗殺をたくらむが、彼の強運はおどろくべきものであり、彼は元気に城へ対決に向かうのであった。
Inspector_Jacques_Clouseau
Drefus
Alec_Drummond
Quinlan
Olga
Cato
Francois
監督、脚本、製作
脚本
撮影
音楽
歌
作詞
アニメーション監修
字幕
[c]キネマ旬報社