カティア・パスカリウ
エミ
「アーフェリム!」のラドゥ・ジューデが監督、コロナ禍を背景に偏見や個と公などについて問いかけ、第 71 回ベルリン国際映画祭金熊賞に輝いた三部仕立てのブラックコメディ特別版。名門校の教師エミは夫とのセックスビデオが流出してしまい、非難される。第一部ではエミが歩き回る姿を追いながらコロナ禍の人々や街の顔を捉え、第二部では膨大なアーカイブ映像やコラージュ、格言やジョークを挙げ、第三部では保護者たちによる異端審問さながらの終わりなき“裁判”の模様を描く。監督〈自己検閲〉版にはぼかしやカットが追加され、ウィットに富んだメッセージが映し出される。オリジナル版は第94回アカデミー賞国際長編映画賞ルーマニア代表作品に選出され、イメージフォーラム・フェスティバル 2021にて特別上映された。
ルーマニアの首都ブカレストにある名門校で教師を務めるエミは、夫とのプライベートセックスビデオがパソコンよりネットに流失し、生徒や親の目に触れることとなってしまった。保護者会のための事情説明に校長宅に向かい、コロナ禍の街を漂流するかのようにさまよい歩くエミ。彼女の抱える不安や苛立ちは、街ゆく人々も共有する怒りと絶望であり、さらにはその街、引いては世界の感情そのもののようであった。そして、学校でエミの問題について保護者会が開かれる。それは異端審問さながらの保護者たちによる終わりなき“裁判”だった……。
エミ
Headmistress
Mrs. Lucia
Lt. Gheorghescu
Marius Buzdrugovici
Mr. Otopeanu
監督、脚本
製作
製作総指揮
共同製作
共同製作
共同製作
共同製作
撮影
音楽
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
メイクアップ
録音
音響効果
整音
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