バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル
サロール
モンゴル・ウランバートルで生きる一人の女性の成長譚。ひょんなことからアダルトグッズ・ショップでアルバイトをすることになった女子大学生サロール。ショップのオーナーで、謎多き中年女性カティアと交流していくなか、2人の間には不思議な友情が芽生えてゆく。主人公サロールを演じたバヤルツェツェグ・バヤルジャルガルは、本作の演技により第17回大阪アジアン映画祭で“最も輝きを放っている出演者”に贈られる薬師真珠賞を受賞。監督は、現代のモンゴル映画界を代表するセンゲドルジ・ジャンチブドルジ。
原子力工学を学ぶ大学生サロール(バヤルツェツェグ・バヤルジャルガル)は、怪我をしたクラスメイトの代理としてアダルトグッズ・ショップのアルバイトの話を持ち掛けられる。特に仲の良い友人ではなかったが、高給で簡単な仕事だと説かれ、一ヶ月だけ働くことに。そこは、街角のビルの半地下にあり、店内には大人のオモチャが所狭しと並ぶ怪しげなショップ。友達へのプレゼントにとグッズを吟味する女性や、友人同士で訪れる客、人目を気にしながら一人で来店する客もいれば、グッズのデリバリーを頼む客も少なくない。ショップのオーナーは、高級フラットに独りで暮らす謎多き女性カティア(エンフトール・オィドブジャムツ)。そんな彼女のもとへ、サロールは一日の終わりに売上金を届けに通うが、いつしか2人の間に不思議な友情が芽生えてゆく。カティアはかつて有名なバレリーナで、人生の苦難や試練を数多く乗り越えてきたようだ。カティアやショップの客と交流するなか、次第に自分らしく生きていく道を考えるようになるサロール。だがある日、客とのトラブルでサロールはカティアに不信感を抱き始め……。
監督、脚本、プロデューサー
撮影
音楽
美術
編集
プロデューサー
字幕翻訳
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