監督、撮影
神奈川県川崎市にある子どもたちの居場所「川崎市子ども夢パーク」=通称「ゆめパ」。家庭でも学校でもない第3の子どもの居場所を公設民営で運営している先進的なモデルとして全国の自治体から注目を集める「ゆめパ」の日々を3年にわたって撮影したドキュメンタリー。撮影中の2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により全国の学校が一斉休校となった時も「ゆめパ」は子どもたちを受け入れ続けた。子どもも大人も一緒にみんなが作り手となって生み出される「居場所の力」と、時に悩みながらも自ら考え歩もうとする「子どもの力」を、「さとにきたらええやん」の監督・重江良樹とプロデューサー・大澤一生のチームが情感豊かに描き出す。いまを生きるすべての子どもと、かつて子どもだった大人に贈る、生きる力を育む大切な「じかん」の物語。
ストーリー
何をしてもいい。何もしなくてもいい。きみは、きみのままでいい。「ゆめパ」は子どもたちみんなの遊び場。約1万平米の広大な敷地には、子どもたちの「やってみたい」がたくさん詰まっている。手作りの遊具で思いっきり遊ぶ子どもたち。一緒にどろんこになっている親子。くるくると踊る子。小さな子どもを連れた自主保育のグループ。ゆめパにはいつも子どもと子どもに関わる大人が集っている。 ゆめパの一角には「フリースペースえん」があり、学校に行っていない子どもたちが自分の「好き」をあたためている。安心して、ありのままの自分で過ごせる場所で、虫や鳥を観察したり、木工細工に熱中したり、ゴロゴロ休息したり。でも、時には学校や勉強のことが気になる子も……。新しい春を前に、一人の子が自身の将来を考え始める――。
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作品データ
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