エドモンド・ロウ
Dakin_Barrolles
「拳銃の洗礼」と同じくエドモンド・ロウ主演、ウィリアム・Ｋ・ハワード監督、ジョージ・シュナイダーマン撮影、になる映画でデニソン・クリフト作の舞台劇を「法の外(1930)」「滅びに行く凱歌」のギャレット・フォートが脚色したもの。助演者は「ブルドッグ・ドラモンド」「海の巨人(1930)」のジョーン・ベネット、「異教徒」のドナルド・クリスプ、「棘の園」のバーバラ・レナード、デイヴィッド・トーレンス、ジョージ・レナヴェント、ラムスデン・ヘーア等である。
ストーリー
巨盗デーキン・バーロルスは警官に追われてテムス河に飛び込み、サー・ジョン・ラッシャーのハウス・ボートに泳ぎ就いた。サー・ジョンは酔っていたので花嫁のサンドラは嫌がっていた。デーキンは拳銃を突きつけてサンドラに足の傷の手当てをさせ、サー・ジョンに泥棒などはいないと警察へ電話をかけさせた。そして花嫁花婿の写真入りの小箱をもらって逃走した。ところが探索が厳しいので彼は相棒のフォックスと共に田舎で志願して軍隊に投じ英国の地を去った。ヨーロッパ大戦中の一激戦でデーキンは顔面に重傷を追ってメチャメチャになった。外科医のディオン博士はデーキンが持っていた小箱の写真をモデルとして、彼の顔をサー・ジョンそっくりに整形した。倫敦警視艦のグレイヴス探偵は戦線に紛れこんでいるデーキン捜索にやって来てサー・ジョンが行方不明になったという報告を得ていたが、手術によって助かったデーキンを看破し得ずサー・ジョンと誤認した。サンドラは良人が生きていると聞いてフランスにやって来た。デーキンは逃亡しようと考えたがサンドラが負傷したので、彼女が全快するまで看護しなければならなかった。そして2人は恋し合う仲となった。フォックスと共に大仕事をやって高飛びする計画だったデーキンはサンドラを愛する故に手を引いた。しかし警視艦の化に対する捜索は引き続き行われて、デーキンは自首するかサンドラを捨てて高飛びするか、しなければならぬ羽目となった。フォックスは1人で銀行破りをして却って銃殺されてしまった。デーキンは友を救おうとして果たさず遂に自首した。しかしサンドラは彼の出獄の日を待つことを堅くちかったのである。
キャスト
ジョーン・ベネット
Xandra
バーバラ・レナード
Cecelia
ドナルド・クリスプ
Charles_Fox
ラムスデン・ヘーア
Sir_Clive_Heatheote
ジョージ・レナヴェント
Dr._Deon
デイヴィッド・トーレンス
Captain_Graves
ハリウェル・ホッブス
Lord_St._Arran
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Scotland Yard
- 製作年
- 1930年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- フォックス支社
- 初公開日
- 1930年
- 製作会社
- フォックス映画
[c]キネマ旬報社
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