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手話を目の見えない人に伝えるための音声ガイドづくりに挑戦した人々を追ったドキュメンタリー。耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ舞台手話通訳者たちの映像を、目の見えない人に伝える音声ガイドをつくろうと試行錯誤する姿を記録した。監督は、「〈片隅〉たちと生きる 監督・片渕須直の仕事」の山田礼於。ナレーションは、「荒野に希望の灯をともす」の中里雅子。
ストーリー
シネマ・チュプキ・タバタは上映するすべての映画に音声ガイドと字幕をつけ、見えない人、聴こえない人、車いすの人、小さなお子様を連れた人など、誰でも一緒に映画を楽しむことができる日本で唯一のユニバーサルシアター。そんな映画館にある相談が持ち込まれたことから、2021年9月より本作の撮影が始まった。耳の聴こえない人にも演劇を楽しんでもらうために挑んだ3人の舞台手話通訳者たちを記録し、その映像を目の見えない人に伝えることはできるのか? 見えない人に手話を伝えるにはどうしたらよいか? コロナ禍のなかで、見える人、見えない人、聴こえる人、聴こえない人という個性豊かなメンバーで、音声ガイドづくりは進行した。無茶と思われたアイデアから、見えない人と聴こえない人に対話が生まれ、互いに知らなかったことに気づいていく。演劇との架け橋になろうとした舞台手話通訳者たちの想いは、壁にぶつかりながらも音声ガイドづくりを諦めないメンバーたちの想いを重ね、言語も障害のあるなしも超えて、こころのバトンを繋いでいく。
スタッフ
監督
山田礼於
語り
中里雅子
撮影
金沢裕司
撮影
長田勇
編集
植垣康子
音響効果
金田智子
制作担当
越美絵
プロデューサー
平塚千穂子
宣伝
高木真寿美
テーマ音楽
佐藤奈々子
デジタルコンフォーム
藤井遼介
EED
織山臨太郎
MA
富永憲一
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社