「縄文にハマる人々」の山岡信貴が日本人にとってアートとは何なのかについて考察する2部構成のドキュメンタリーの後篇。Session1を通して現実を見つめ直した後、アートの枠組みを超えて人間に必要とされるアート的なものとは何なのかを構築し直す。ナレーションは、作家の町田康。
ストーリー
アートに限界があるなら、それはどこから産まれ、それをどのように超えることができるのかを探る。アートセラピーにおける絵画の役割や、過激な身体改造によって回復される人間性、ハチと会話しながら共同で奇妙な造形物を創作する蜂研究家、自意識を持った人工知能によるアートの可能性など、アートからこぼれ落ちた要不要を超えたものたちが作り出す未知の世界をめぐり、失われた別のアート史か、あるいはアートを破壊するものなのかを考える。ラスコーの洞窟壁画以来、アートが本来持っていた“わかりえない他者とのコミュニケーションツール”という本質と見つめ合うことは、500万年の人間の歴史の再起動を意味するのかもしれない。
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ニュース
作品データ
- 製作年
- 2021年
- 製作国
- 日本
- 配給
- (配給協力:プレイタイム)
- 初公開日
- 2022年8月20日
- 上映時間
- 89分
- 製作会社
- リタピクチャル
[c]キネマ旬報社