無垢なる発明家チャーリー・バワーズが監督・主演を務めた1926年のサイレント映画。“バワーズ・システム”と名付けられた緻密なストップモーション・アニメーションと実写の融合によって、奇想天外な映像世界が繰り広げられる。バワーズがのぞかせる喜劇王バスター・キートンのような憂愁と、キートンをもしのぐ狂気は、観る者を驚かせ、笑わせ、時にはホラー映画のような恐怖さえも感じさせる。モダンでパンク、シュルレアリスティックでクレイジーなその作品群は、アンドレ・ブルトンやクエイ兄弟など数々の芸術家たちを魅了したが、その実態はまだ謎に包まれたままだった。1920年代のサイレント映画4作品とキャリア初期の短篇アニメーション2作品を、オリジナル伴奏音楽付きで上映するプログラム「NOBODY KNOWS チャーリー・バワーズ ―発明中毒篇―」の一本として、2022年日本初公開。
ストーリー
これが本当のロボットレストラン!? 愛する女性の父が経営する店を訪ね、結婚の承諾を得るはずが求人と誤解されたバワーズは……。まさにマシン・エイジならではの作品で、巨大機械を駆使してレストランの全作業を賄うワンオペの最終形態。
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作品データ
- 原題
- HE DONE HIS BEST
- 製作年
- 1926年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- プラネット映画保存ネットワーク
- 初公開日
- 2022年9月17日
- 上映時間
- 23分
- 製作会社
- Whirlwind Comedies
- ジャンル
- コメディ
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