宮澤美保
佳奈
「ドクター・デスの遺産 BLACK FILE」の深川栄洋監督が、自身の経験をベースに妻で女優の宮澤美保と共に制作した自主作品。42歳・女優の妻と、50歳の脚本家の夫は不妊治療、難病の父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たちなど切実な問題に直面する。夫婦役は「櫻の園」の宮澤美保と劇団花組芝居の桂憲一。共演は「梅切らぬバカ」の加賀まりこ、「悪人」の柄本明、「凶悪」の白川和子。
50歳の祐司(桂憲一)は脚本家、42歳の佳奈(宮澤美保)は女優。そんな2人は2年前に結婚し、祐司の母・容子(吉田幸矢)と同居している。佳奈は最近、「子供を産んだことのない自分には、母親の役が上手く出来ない」と自分の演技に限界を感じていた。祐司とは積極的に子作りを意識していなかったが、家族会議で不妊治療を始めることに。だが42歳はかなり遅いスタートだと理解する2人。様々な情報や困難に葛藤しながらも、子供という希望が夫婦の日々を明るくしていく。そんなある日、佳奈の父・徹(柄本明)が難病指定のALSを発症。夫婦の生活は不妊治療と難病の父を支える毎日となり、ストレスが重なる加奈は、同居する容子とボタンの掛け違いを生んでいく。“姑と妻の問題”に直面した祐司は、離れて暮らす姉妹に相談するが、2人の小姑の存在は問題をより複雑にさせていくばかり。不妊治療、難病で死に向かう父、問題を複雑化させる姉妹、我が儘を拗らせる親たち……。ミドル世代に差し掛かる祐司と佳奈には、若い夫婦よりも2倍3倍のストレスが降りかかるのだった……。
佳奈
祐司
佳奈の母
祐司の母
女優
佳奈の父
監督、脚本
撮影監督
音楽
編集
録音
CG
助監督
助監督
プロデューサー
宣伝
キャスティング
撮影助手
整音効果
仕上げ
[c]2022 スタンダードフィルム
[c]キネマ旬報社