ジーン・ハックマン
Jimmy_Doyle
フランスとニューヨークを結ぶ国際麻薬組織の捜査に執念を燃やす刑事“ポパイ"をジーン・ハックマンが熱演、アカデミー作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・編集賞を受賞した傑作アクション。本作に出演もしている実在の刑事エディ・イーガンとソニー・グロッソーが麻薬担当官として示した実績をもとに、彼らを主人公にした大がかりな麻薬密輸事件を描いたロビン・ムーアの原作小説を、「黒いジャガー」のアーネスト・タイディマンが脚色した。ロケ撮影を生かしたウィリアム・フリードキン監督の緊迫感あふれるドキュメンタリータッチの演出、迫力のカーチェイスが今も高く評価されている作品。共演は「コールガール」のロイ・シャイダー、「哀しみのトリスターナ」のフェルナンド・レイ、トニー・ロー・ビアンコ、「Ｚ」のマルセル・ボザッフィ、フレデリック・ド・パスカルなど。撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽はドン・エリス、編集はジェリー・グリーンバーグが担当。
配信で観る
ストーリー
フランスのマルセイユで刑事が1人殺された。同じ頃、ニューヨークのブルックリンでは、通称ポパイと呼ばれるドイル刑事（ジーン・ハックマン）と相棒のラソー刑事（ロイ・シェイダー）が、麻薬の売人狩りに躍起になっていた。2人は、とあるクラブで金使いのあらい男を見つけ、クサイとにらんだ。そのイタリア人の男はサル・ボカ（トニー・ロー・ビアンコ）といい、やはり麻薬ルートとつながりを持っていた。一方、マルセイユの港では刑事を射殺した殺し屋ニコリ（マルセル・ボザッフィ）が、フランスの実業家シャルニエ（フェルナンド・レイ）と密談していた。シャルニエはテレビ・スターのアンリ（フレデリック・ド・パスカル）を使って、アメリカの麻薬ルートとのコネクションを図っていた。ドイルとラソーは、サルを洗っていくうちに仇敵の麻薬商人のワインストックと、シャルニエを捜査線上に描き出していた。それから、ドイルたちのシャルニエに対する執拗な尾行が始められた。しかし、ドイルはシャルニエの悪知恵にまんまとまかれてしまった。ドイルの上官のシモンソンは、本格的な尾行活動に先だって、連邦警察官のマルデリッグとクラインの2人を、ドイルとラソーに組ませたが、彼らの間には絶えず険悪な空気が流れていた。そうした頃、アンリがはるばるフランスから船で運んできたリンカーン車が、ニューヨークの港に着いた。数日後、ドイルはビルの屋上から何者かに狙撃された。それは殺し屋のニコリだった。狙撃に失敗したニコリは高架線の地下鉄で逃走を図った。ドイルは手近の車を徴発して、ニコリを追った。高架線の上と下で、暴走する地下鉄と自動車のすさまじい競走が繰り広げられた。そして数十分後、他の電車に激突した車両から出てきたニコリの体をドイルの執念の銃弾が貫いた。更にアンリの車が怪しいとにらんだドイルは、車を押収し解体して、大量のヘロインを発見、それを元通り復元してアンリに戻し、罠を張った。そうとは知らぬシャルニエとワインストック、サルの一派は、ワード島で取引を行なった。しかしその時には、ドイルたちに率いられた警官隊が周囲を包囲していた。やがて激しい銃撃戦が展開され、サルは射殺され、ワインストックは逮捕された。また、廃墟に逃げ込んだシャルニエを追ったドイルは、誤って仲間を1人射ってしまったが、うろたえるラソーに一瞥をくれただけでひるまずにシャルニエを追い詰めていった。やがて、その廃墟に、銃声が一発響いて消えた。
キャスト
フェルナンド・レイ
Alain_Charnier
ロイ・シャイダー
Buddy_Russo
トニー・ロー・ビアンコ
Sal_Boca
マルセル・ボズフィ
Pierre_Nicoli
フレデリック・ド・パスカル
Devereaux
スタッフ
監督
ウィリアム・フリードキン
脚本
アーネスト・タイディマン
原作
ロビン・ムーア
製作
フィリップ・ダントニ
製作総指揮
G. David Schine
撮影
オーウェン・ロイズマン
音楽
ドン・エリス
編集
ジェリー・グリーンバーグ
字幕
清水俊二
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- The French Connection
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 1971年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- 20世紀フォックス
- 初公開日
- 1972年2月26日
- 上映時間
- 104分
- 製作会社
- フィリップ・ダントニ・プロ作品
- ジャンル
- アクション
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
