ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版
ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版
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ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄 完全版

2022年11月19日公開、127分、ドキュメンタリー/アート/ヒューマンドラマ
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日本を代表する芸術家・岡本太郎は「日本人とは何か?」「自分自身とは何か?」を問い続け、その答えを求めて、まだ米軍統治下にあった沖縄を1959年と1966年に訪れた。この二度にわたる「岡本太郎の沖縄」への旅をたどり、そこに現在の沖縄の風景を重ね合わせ、日本と沖縄を見つめ直すドキュメンタリー。雑誌編集や大学職員を経て、ドキュメンタリー映画の企画・製作を行なう葛山喜久監督が、半世紀以上前に岡本太郎が撮影した同じ場所と同じ人を訪ねる。2018年製作、19年に全国公開された「ドキュメンタリー映画 岡本太郎の沖縄」に、さらに取材を重ねて再構成・再編集した完全版。

ストーリー

岡本太郎が撮影した50年以上前の沖縄の写真がある。彼は2週間あまりの旅で、数百枚におよぶ見事な写真を残していた(1959年11月16日~12月3日/1966年12月24日~30日)。那覇の市場、首里の坂道、竹富島のおばあさんとおじいさん、石垣島の山羊を屠り焼くのを待つ笑顔の人びと、読谷の闘牛、喜如嘉のおばあ、糸満のうみんちゅ(漁師)、そして久高島……。知らないのになつかしい、いのちのやさしさを感じる、そんな写真である。だが、現在の沖縄は、太郎の時代とは違う。アジアからの観光客で溢れかえる那覇市国際通り。タクシーの運転手は、今の沖縄の状況に憂いをみせる。アジアの某国は沖縄でホテルを買い漁り、本土のお客は基地と観光にだけ注目して沖縄を分かったつもりでいるのだという。昔ながらの沖縄の風景がどんどん消滅してゆく。もはや戦前の沖縄が残る沖縄らしい場所とは、皮肉にも誰も手出しができない基地の中だけになっていた。しかし、その基地をとりまく問題は収まらない。沖縄返還から50年経った今でも……。太郎の写真と同じ場所に行き、同じ風景を訪ねる。失われたもの、何もかも変わってしまったもの、変わっていこうとしているもの、そして、変わらないものを見つめ、太郎が発見した沖縄と日本を再発見する。

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作品データ

製作年
2022年
製作国
日本
配給
シンプルモンク
初公開日
2022年11月19日
上映時間
127分
製作会社
シンプルモンク(企画:シンプルモンク)
ジャンル
ドキュメンタリーアートヒューマンドラマ

[c]2022シンプルモンク/岡本太郎の沖縄製作委員会
[c]キネマ旬報社