安藤瞳
安川良子
いじめによって大切なわが子の命が理不尽に奪われた母親の危険で究極な愛情を描いた衝撃作。理性の扉に隠された人間の奥底に潜む本性が引きずり出されるラストに驚愕する。監督はCMディレクターとして多数の広告賞の受賞歴を誇る田中聡。出演は青年座、文学座、俳優座、演劇集団円、テアトル・エコーに所属する女優7人による演劇ユニット「On7(オンナナ)」のメンバーたち。実力派女優たちの終盤の狂気に満ちた迫真の演技が見もの。国内外の映画祭で13冠を獲得し、多くの称賛を集めた。
安川良子の娘の安川裕美(小学五年生)は天然パーマなのでクラスメイトからいじめられていた。床屋を経営する良子は忙しく、娘が髪の毛のことでいじめられているのを知りながらも何もしてやれなかった。そんな折、突然、娘の裕美が崖からの転落事故で亡くなってしまう。娘がいじめられているのを知っていた良子はその事故を疑い、いじめが原因で亡くなったと訴えるが、誰からも聞き入れられることはなかった。しかし、あるきっかけから、良子は娘の死の驚愕の真相を知ってしまう。
監督、脚本
撮影
美術
編集
特殊メイク
照明
録音、音響効果
VFX
アクション監督
制作進行
グレーディング
タイトルデザイン
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