映画を見せ物から芸術にまで高めた男、チャーリー・チャップリンの88年の歴史を彼の映画とプライベート・フィルムを折りまぜて綴っていく。製作はバート・シュナイダー、監督・脚本はリチャード・パターソン、音楽はチャーリー・チャップリンが各々担当。ピーター・ボグダノビッチが協力し、ウォルター・マッソー、ローレンス・オリヴィエ、ジャック・レモンの3人がナレーターをつとめている。
ストーリー
チャップリンは1889年ロンドンに生まれ、貧しい幼年期をすごし、軽演劇のカルノー一座を経て、彼の21歳の時、アメリカに渡り、ハリウッド映画に出演する。その後、29歳にして自らの専門撮影所を作り、映画を作り続ける。そしてリタ・グレイとの恋、母の死、と不況の世界の中に、チャップリンは笑いと悲しみを創り続ける。ポーレット・ゴダードとの結婚、共産主義者、ウーナ・オニールとの結婚、そしてアメリカでの最後の映画「ライムライト」。彼はアメリカを追い出され、スイスに永住の地を見い出す。ウーナとの間の8人の子供、幸福な日々。そして、1972年、アカデミー賞特別賞受賞。満場の拍手。チャップリンは世界に『愛』と『幸福』を映画を通じて語りかけてきた--。
スタッフ
監督、脚本
リチャード・パターソン
ナレーション
ウォルター・マッソー
ナレーション
ローレンス・オリヴィエ
ナレーション
ジャック・レモン
製作
バート・シュナイダー
音楽
チャールズ・チャップリン
字幕
岡枝慎二
協力