ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語
ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語
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ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語

2023年7月29日公開、85分、ドキュメンタリー
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レゲエの誕生、そして全世界の音楽シーンに大きな影響を与えた伝説のレーベル「トロージャン・レコーズ」の栄光と転落を描くドキュメンタリー。ルードボーイ (rude boy)とは、不良少年を表すジャマイカのスラングで、転じてレゲエの音楽家をも意味する。当時のアーカイヴ映像や再現ドラマに加え、リー・スクラッチ・ペリー、トゥーツ・ヒバート、ケン・ブース、デリック・モーガンなどの伝説的アーティストが登場。差別や偏見と闘う人々を鼓舞し、いまだフォロワーを増やし続けるルードボーイたちの熱く、儚い物語の軌跡をたどる。監督は「THE ROAD TO RED ROCKS」のニコラス・ジャック・デイヴィス。

ストーリー

1956年ジャマイカ、西キングストン地区。デューク・リードが開業した酒場トレジャー・アイルには“トロージャン”と名付けられた巨大なサウンド・システムが備わっており、夜な夜な人々が集うダンスフロアと化していた。やがてリードは地元のシンガーやバンドを集め、オリジナルのレコードを吹き込む。デリック・モーガンが唄う「Lover Boy」は大ヒットを記録。その後も多くのシンガーを輩出し、ジャマイカ発のリズム&ブルースは独特の進化を遂げ、スカやロックステディ、そしてレゲエが誕生した。一方、ジャマイカ独立を機に多くのジャマイカ人が移住したイギリスに、アジア系ジャマイカ人の実業家リー・ゴプサルがいた。ジャマイカで誕生したレゲエに新たなビジネスのチャンスを見出し、1967年に英国初のレゲエ専門の音楽レーベル「トロージャン・レコード」を立ち上げる。イギリスに渡った“トロージャン”は多くのジャマイカ人に愛されただけでなく、労働者階級の白人ユースカルチャーとも共鳴。1970年4月26日ウェンブリー・スタジアムで開催されたレゲエ・フェスティバルには一万人を超える黒人と白人の若者でスタジアムは満席となり、レゲエは人種を超えた大きなムーブメントを巻き起こす。しかし、やがてトロージャン・レコーズの事業は傾き始め、倒産の危機を迎えてしまう。

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作品データ

原題
RUDEBOY: THE STORY OF TROJAN RECORDS
製作年
2018年
製作国
イギリス
配給
ダゲレオ出版
初公開日
2023年7月29日
上映時間
85分
製作会社
Pulse Films
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社