活動期間4年で、1960年代後半アメリカを代表するバンドのひとつとなった『クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル』の軌跡を辿ったドキュメンタリー。1970年にロンドンで開催されたライヴの模様を撮影しながらも、半世紀の間眠っていた秘蔵映像を初公開。ナレーションを担当したのは、「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジス。監督は「フェスティバル・エクスプレス」のボブ・スミートン。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは2022年9月16日からNetflixで公開されたが、日本では世界初の劇場一般公開が実現。
ストーリー
『プラウド・メアリー』『ボーン・オン・ザ・バイヨー』『トラヴェリン・バンド』……。数々のロックの名曲を生み出したクリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(=CCR)は、わずか4年の活動期間で、1960年代後半アメリカを代表するバンドのひとつとなった。本作には、ザ・ビートルズ解散後、名実共に世界のトップ・バンドとなった彼らのライヴ・パフォーマンスが収められている。1959年、ハイスクールの友人だったジョン・フォガティ(ギター、ヴォーカル)スチュ・クック(ベース)ダグ・クリフォード(ドラムス)にジョンの兄トム・フォガティ(ギター)が合流してザ・ブルー・ヴェルヴェッツを結成。幾度かのバンド名変更を経て、1967年にCCRとして再スタートすると、その心を打つメロディとソングライティングは絶大な支持を得る。本国アメリカを制した彼らは、1970年1月、初のヨーロッパ・ツアーへ。オランダ、ドイツでの公演を経て行われたのが4月14、15日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたライヴだった。だが、“打倒ザ・ビートルズ!”を掲げてイギリスに乗り込んだ彼らを待っていたのは、“ザ・ビートルズ解散”という衝撃のニュース。それでもCCRは、入魂のステージを披露。その全貌を捉えたのが本作後半のライヴ・パートだ。当時バンドのポリシーでアンコールは行われなかったが、観客が帰ろうとせず、15分にわたってスタンディング・オヴェーションが続いた白熱のステージは息を呑む迫力だ。このライヴは撮影・レコーディングされながらも以後、発表されることはなく、ロンドンの倉庫にひっそりと保管されてきた。それが、半世紀を経て、遂に公開される。バンドの軌跡を辿るウッドストックを含む貴重映像や1970年ヨーロッパ各地のライヴ、オフ・ステージ映像もふんだんに収録している。
スタッフ
監督
ボブ・スミートン
ナレーション
ジェフ・ブリッジス
製作
シグ・シグワース
製作
ジョナサン・クライド
製作
マーティン・R・スミス
製作
ジョン・ボーグ
製作総指揮
スコット・パスクッチ
製作総指揮
ボブ・ヴァレンタイン
製作総指揮
ソフィア・ディリー
編集
マシュー・ロングフェロー
サウンドミックス
ジャイルズ・マーティン
サウンドミックス
サム・オケル
字幕
林かんな
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Travelin’ Band Creedence Clearwater Revival at The Royal Albert Hall
- 製作年
- 2022年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- オンリー・ハーツ
- 初公開日
- 2023年9月22日
- 上映時間
- 86分
- 製作会社
- Marathan Films=Concord Originals
- ジャンル
- 舞台・音楽
[c] 2022 Concord Music Group, Inc.
[c]キネマ旬報社