クレア・トレヴァー
Sam
ケープタウンを舞台にしたサスペンス・ドラマ。監督はロバート・D・ウェッブ。ドワイト・テイラーのストーリーを、サミュエル・フラーが脚色。撮影はデイヴィッド・ミリン、音楽はボブ・アダムスとジョー・ケントリッジが担当。製作はロバート・D・ウェッブ。出演は「電撃フリントGO!GO作戦」のジェームズ・ブローリン、「経験(1969)」のジャクリーン・ビセット、「初恋(1958)」のクレア・トレヴァー、ボブ・コートニー、ジョン・ホワイトリー。
アフリカのケープタウン。スリのスキップ(ジェームズ・ブローリン)は、キャンディ(ジャクリーン・ビセット)と言う若い娘から金入れを盗んだ為、スパイ事件に巻き込まれてしまった。その中には機密フィルムが入っていたのだった。一方キャンディも自分がスパイの手先に使われていたことを知り、逆に雇主のジョーイ(ジョン・ホワイトリー)に脅された。そこで彼女はスリを探し始めた。また、この事件を調査していた情報部のヘリック(ボブ・コートニー)は、もとスリのサム(クレア・トレヴァー)の情報からフィルムを持っているスキップを探していた。そのサムは、やがてキャンディの味方をし、かばったりしたためジョーイに射殺されてしまった。事件に深入りしていくにつれてキャンディはいつしかスキップを愛し始めていた。彼女もサムを介してスキップの存在を知ったのだった。だが、2人には執拗にスパイの魔手が迫っていた。キャンディはスキップを救う為、彼からフィルムを盗み警察へ届け、彼の罪の許しを願うのだった。だが、彼女はついにジョーイに射たれ重傷を負った。スキップは、意を決してジョーイに近づき、大格闘の末彼を倒し警察へ引き渡した。その手柄によって前科帳から彼の名前は消え、スキップは、いまは傷も癒えたキャンディとともに、新しい生活を迎えようと誓うのだった。
Sam
Skip
Canky
Herrick
Joey
Du_Plessis
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