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「JFK」のオリヴァー・ストーンが、独自の調査に基づき、1963年のケネディ米大統領暗殺事件の真相に迫ったドキュメンタリー。新証言からキューバ危機やベトナム戦争などの歴史的事件に繋がるFBIやCIAの暗躍も明らかになり、意外な説が浮上する。ナレーターを「天使にラブ・ソングを…」のウーピー・ゴールドバーグと「ハンガー・ゲーム」のドナルド・サザーランドが務める。
ストーリー
ジョン・F・ケネディが平和を訴えるスピーチで幕を開ける本作は、1963年の暗殺当日、大統領の悲報を聞いた人々の反応、その直後の容疑者オズワルドの逮捕から殺害までを、当時の映像で畳みかけるように展開する。そして暗殺事件から55年後の2018年。ダラスを訪れたオリヴァー・ストーン監督が吐露する強い思いから、真実への“新たな章”が幕を開ける。ケネディの命を奪った銃弾の特徴、銃撃の方向、オズワルドの現場からの逃走経路、病院での検死やFBIの報告を細かく再検証。事件直後、真相調査のために組織されたウォーレン委員会による報告の矛盾を突く。検視で撮影されたケネディの遺体や当時の映像、1991年の映画「JFK」のクリップも用いながら、ストーン監督が引き出す新たな証言の数々によって、ひとつひとつのピースがつながり、「点」が「線」となっていく。その様子は、さながら極上のミステリーだ。中盤以降は、オズワルドとキューバやソ連(当時)の関係、FBIやCIAの暗躍も明らかになり、キューバ危機、ピッグス湾侵攻、ベトナム戦争という歴史的事件ともリンクし、ケネディ暗殺が“必然”だった説が浮上。新たな証言を得るため、ストーン監督がアプローチしたのは、検視に関わった医師の元同僚、法医学者、歴史学者、暗殺事件やケネディに関する著作を持つ作家、暗殺記録再評価委員会のメンバーと多岐に渡る。ジョン・F・ケネディの死の5年後に暗殺された弟ロバート・ケネディの息子ロバート・ケネディ・ジュニアも、一族を代表して登場。彼は弁護士だが、2024年のアメリカ大統領選の民主党指名候補争いに出馬表明するなど、“時の人”でもある。全編に詰め込まれた膨大な情報が見る者を圧倒する118分。
キャスト
スタッフ
監督
オリヴァー・ストーン
脚本
ジェームズ・ディユジニオ
ナレーション
ウーピー・ゴールドバーグ
ナレーション
ドナルド・サザーランド
製作総指揮
アンドレア・スカルソ
製作総指揮
アミット・パンディヤ
製作総指揮
ピーター・トウシュ
製作総指揮
フェルナンド・シュリシン
製作総指揮
アンジェラ・チェッチョ
撮影
ロバート・リチャードソン
音楽
ジェフ・ビール
編集
カート・マッティラ
プロデューサー
ロブ・ウィルソン
音楽プロデューサー
バド・カー
字幕翻訳
加藤亜弓
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- JFK Revisited: Through the Looking Glass
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2021年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- STAR CHANNEL MOVIES
- 初公開日
- 2023年11月17日
- 上映時間
- 118分
- 製作会社
- Ixtlan Productions
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c] 2021 Camelot Productions, Inc. All rights reserved.
[c]キネマ旬報社