ヨルゴ・ボヤジス
Ahmed
アルジェリア建国の苦難の歴史を約3時間にわたって描き、1975年・第28回カンヌ映画祭にてパルムドールを受賞した歴史大作。貧しい農民アフマドの目を通して、フランス支配からの独立を掲げた1954年のアルジェリア戦争までを、「灰の年」「荷車の年」「くすぶりの年」「虐殺の年」の4つの時代に分けて活写する。狂気のストーリー・テラーを、モハメッド・ラクダル=ハミナ監督が自ら演じた。「奇想天外映画祭2023」(9月16日~10月6日、新宿K’s cinema)にて、日本劇場初公開。
北アフリカのアルジェリアの貧しい農民アフマド(ギリシャ人俳優ヨルゴ・ヴォヤギス)は、干ばつに見舞われた不毛の村を離れた。砂漠を歩きとおして安寧の地を求めたアフマドだったが、第2次世界大戦でフランス軍に徴兵される。数年後、彼は祖国をフランス植民地主義のくびきから解放する闘争に情熱を注ぐようになっていた。民族解放戦線(FLN)が結成されると運動は激化、1954年、ついに熾烈な武装闘争が始まろうとしていた。
監督、脚本、製作
脚本
脚本
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社