アスミック・グリゴリアン
蝶々さん
メトロポリタン歌劇場(MET)にて上演されたオペラを映画館でライブビューイング上映。海軍士官の“夫”の帰りを健気に待つ日本人女性の愛の物語を描いたジャコモ・プッチーニのオペラを、シャン・ジャンの指揮、アンソニー・ミンゲラの演出で贈る。ひたむきに夫を愛する蝶々さんをアスミック・グリゴリアン、蝶々さんと“結婚”した米国士官ピンカートンをジョナサン・テテルマンが演じる。
長崎に駐屯中のアメリカ海軍の士官ピンカートンは、斡旋屋ゴローに紹介された芸者の蝶々さんと結婚する。しかしこの結婚は、契約でいつでも解約できる“結婚”で、蝶々さんは現地妻であった。そのことに気付きながらも蝶々さんは、本気で彼を愛するように。やがて蝶々さんを残しピンカートンは帰国してしまう。3年後、彼との子どもを産んだ蝶々さんは、ピンカートンの帰りをひたむきに待ち続けていた。