ロビン・ウィリアムズ
Popeye
アメリカのコミックのヒーロポパイの初の映画化で、港町スウィートヘヴンを舞、台に、町の人々のために活躍するポパイの姿を描く。製作総指揮はC・O・エリックソン、製作はロバート・エバンス、監督は「ウエディング」のロバート・アルトマン。E・C・シーガーの原作を基にジュールス・ファイファーが脚色。撮影はジユゼッペ・ロトゥンノ、音楽はハリー・ニルソン、編集はトニー・ロンバード、製作デザインはウォルフ・クレーガー、衣裳はスコット・ブシュネルが各々担当。出演はロビン・ウィリアムズ、シュリー・デュバル、レイ・ウォルストン、ポール・ドゥ・リー、ポール・L・スミス、リチャード・リバティーニ、ドナルド・モファット、ロバータ・マックスウェル、ウェズリー・イワン・ハートなど。
港町スウィートヘブン(楽しい天国)に、1人の船乗りがやってきた。名前はポパイ(ロビン・ウィリアムズ)。彼は、着いた早々名前とは裏腹にひっそりとした町の様子に驚く。空室有りの看板で部屋に有りついたポパイは、女主人ナナ・オイル(ロバータ・マックスウェル)に家族を紹介され、早速その家になじんだ。夕食時、2人の下宿人、ウィンピー(ポール・ドゥーリー)とジージル(リチャード・リバティーニ)から、ナナの娘オリーブ・オイル(シェリー・デュヴァル)が、ブルート(ポール・L・スミス)という乱暴な町の保安官と婚約しているが、彼女がブルートを嫌っているということを聞く。ブルートは「提督」と呼ばれる者に代ってこの町を取りしきっている男だ。翌日、町のたまり場であるラフ・ハウスでウィンピーにハンバーガーをおごってやりながら自分の身の上を話すポパイ。彼は3歳の時に消えてしまった父親プープデック(レイ・ウォルストン)を探していたのだ。その日の夕方、ブルートとの婚約パーティを控えて、オリーブが家出してしまった。波止場でポパイに会ったオリーブは、いろいろ考えた末、家に戻る決心をするが、途中自分のバスケットが誰かにすりかえられたことに気がつく。中には赤ん坊と共に面倒をみて欲しいという置き手紙が入っており、オリーブはポパイと、そのスウィーピー(ウェズリー・イワン・ハート)と名づけられた赤ん坊を連れて帰る。3人の様子を見たプルートは怒り狂いポパイを海に放り投げてしまう。ある時、この町のボクシングの試合で、スウィーピーが未来を予見する能力をもっていることがわかり、それをウィンピーが悪用し賭け事でひと儲けする。それを知ったポパイはそのお金を空中に放りなげてしまうが、その様子をじっとブルートが見ていた。町のきらわれ役人を退治したポパイを人々が祝している時、ウィンピーがスウィーピーを誘拐し、ハンバーガー30個と引きかえにスウィーピーをブルートに渡してしまう。提督の家にスウィーピーを連れていったブルートは、そこで、長いことコキ使われてきた不満が爆発し提督をしばりつけて、メキャブ島の宝を探しに行くと告げた。スウィーピーを探していたオリーブとウィンピーは、この会話を影から聞いていたが、提督があまりにポパイに似ているので驚く。2人からそのことを聞いたボパイも、提督の隠れ家を訪れるが、そこで、提督がプープデックであることを知る。ポパイが2歳になってもホウレン草が嫌いだったため、彼を捨てたというのだ。何百年も続いたポパイ一族の秘密は、ホウレン草のおかげだったからだ。しかし、そんな2人も父と子、お互いに再会に涙を流した。そして、スウィーピーとオリーブを連れて宝島に向ったブルートを追って父親の外輪船で追跡を開始するポパイ。島でブルートと格闘するが、やはり力ではかなわない。その時ポパイは初めてホウレン草を食べた。途端に力を増した彼はブルートを倒し、海の猛獣タコもついでに退治するのだった。
Popeye
Olive_Oyl
Poopdeck_Pappy
Winpy
Bluto
Geezil
The_Taxman
Nana_Oyl
Swee'Pea
監督
脚本
キャラクター創造
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社