人間関係が疎遠になり、孤立化が進んだ時代、喪失感から深い悲しみに沈む人たちの立ち直りを支援する“グリーフケア”に取り組む人々に密着したドキュメンタリー。その基礎的な理解を得て、様々な視点から“いま、求められている理由”を解き明かしていく。「息子」の音無美紀子がナレーションを担当。監督は「瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと」の中村裕。
ストーリー
“グリーフ”とは、悲嘆、深い悲しみのこと。大切なものを失い、嘆き悲しむ渦中にいる人が、立ち直れるように支援するのが、グリーフケアだ。今日の社会は、核家族化、コロナ禍によって進んだコミュニケーション手段の変化、個人主義、情報管理など、便利・効率化の進行に伴い、人の孤立化も進んでいる。気が付けば、誰かに相談したくても、“会って話す”時間は激減。だが、社会不安を煽るようなニュースや事件・事故などの情報は日々絶え間なく内外から届き、孤独な心を侵食していく。そんな社会情勢の中で、“グリーフケア”という言葉に注目が集まり始めた。それはなぜか?どんな言葉で、何を意味するのか?グリーフケアに取り組む人々の取材を中心に、その基礎的な理解を得て、様々な視点から“いま、求められている理由”を解き明かしていく。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2023年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 平成プロジェクト
- 初公開日
- 2023年12月1日
- 上映時間
- 78分
- 製作会社
- 「グリーフケアの時代に」製作委員会(製作協力:日本デジタル配信/制作:スローハンド)
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