マロリー・ワネック
Lily
2022年第75回カンヌ国際映画祭『ある視点』部門グランプリに輝いた人間ドラマ。フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画され、オーディションで地元の4人の問題児たちが選ばれる。住民たちが訝しがる中、4人をモデルにした物語の撮影が始まり……。映画に参加することになる4人を演じるのは、実際に映画の舞台となる北フランスの撮影地近くの学校や児童養護施設でのオーディションにて選ばれた演技未経験の子どもたち。監督は、キャスティングディレクターや演技コーチとして数千人以上の若者と接してきたリーズ・アコカとロマーヌ・ゲレ。二人が監督した2016年の短編「シャス・ロワイヤル」でもキャスティングを題材にしている。
ある年の夏、フランス北部の荒れた地区を舞台にした映画が企画される。地元の少年少女を集めた公開オーディションが開かれ、異性との噂が絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、出所したばかりのジェシーの4人が選ばれる。なぜ問題児ばかりを集めたのか住民たちが訝しがる中、撮影がスタート。4人は彼ら自身をモデルにした物語の中で映画の登場人物を演じることで自分自身と向き合い、違う世界に飛びこむことで少しずつ変わっていく。
監督、脚本
監督、脚本
脚本
製作
製作
撮影
美術
編集
衣裳デザイン
録音
キャスティング
字幕
[c]Eric DUMONT - Les Films Velvet
[c]キネマ旬報社