スティーブン・ラング
Joe
不良少年が特訓を受けて成長し、マイアミの麻薬組織を壊滅するまでのアクション。TVシリーズ「マイアミ・バイス」のクリエーターを担当したマイケル・マンがエグゼクティヴ・プロデューサーとなり、マイケル・ラウチが製作。マンが製作に当たった別のTVシリーズ「刑事スタスキー&ハッチ」でスタスキーに扮したポール・マイケル・グレイザーが劇場映画の監督として本作で監督デビュー。脚本はリーオ・ガレン、ジャック・バランが執筆。撮影はレイナルド・ヴィラロボス、音楽はマイケル・ルビーニが担当。出演はスティーブン・ラングほか。
フロリダ州マイアミ。ストリート・ギャングの黒人リーダー、モス(レオン・ロビンスン)とプエルトリコ人のリーダー、ルーベン(マイケル・カーマイン)、放火犯で父親殺しのJL(ジョン・キャメロン・ミッチェル)、強盗犯のドーシー(アル・シャノン)、麻薬の運び屋カーロス(ダニエル・クイン)は感化院から連れ出されて、湿地帯エヴァグレーズに放り出された。そこで5人はジョー(スティーブン・ラング)という男に、ここで生存する方法をたたきこまれる。蛇、野イノシシ、熊などに遭遇したり、互いに協力しなければ生きていけないことを自覚させられ、喧嘩ばかりしていたモスとルーベンも手を結ばざるを得なくなる。ジョーのサヴァイヴァル・テストに合格した5人は、彼につれられてマイアミにもどり、スラムにある家に住み、不法占拠していた麻薬患者らを追い出し、壁のペンキを塗り変えた。カーロスは恋人ニッキー(ローレン・ホリー)に会いに行き、彼女が麻薬組織のボス、ネスター(ジェームズ・レマー)の女になっていることを知る。縄張りを荒らされたと怒った売人のリーダーのクリーム(ローレンス・フィッシュバーン)が夜襲をかけてきた。激しい銃撃戦の末に瀕死のクリームの射った弾丸がジョーの生命を奪う。残された5人とニッキーは一度はちりぢりになるが、再び集まり、ジョーの「お前たちは、手の5本の指のように協力しなくてはならない」という言葉をかみしめた。クリームの上に立つネスターこそがジョーを殺したのだと悟った。彼の後をつけ要塞化している麻薬精製工場をつきとめ、銃撃戦と爆発の末に工場をぶっとばし、ネスターをニッキーが倒す。
Joe
Ruben
Nikki
Carlos
Moss
Dorcey
Nestor
Cream
J._L.
監督
脚本
脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社