ジョン・トラヴォルタ
Bobby_Allen
麻薬で妻を失った夫とその愛娘、1匹のドーベルマンによる失意と絶望、そして愛と誇りの物語。エグゼクティブ・プロデューサーはマイケル・フィリップスとマイケル・ダグラス、製作はクリス・チェサー、監督は「ヒッチャー」のロバート・ハーモン、脚本はロバート・スティッツェル、撮影はテオ・ヴァン・デ・サンデが担当。出演はジョン・トラボルタ、エリー・ラーヴほか。
麻薬中毒だった妻ブレンダに先立たれ、定職もないボビー・アレン(ジョン・トラボルタ)は、残された10歳の娘テンダー(エリー・ラーヴ)を育てなければならなかった。困り果てたボビーは、やむなくボビーからテンダーの親権を奪おうと狙うブレンダの弟シシーに新しい仕事の援助を依頼する。その頃シシーのクラブの地下の闘犬場では1匹のドーベルマンが猛犬との闘いに敗れ、凍てつく川に投げ捨てられる運命にあった。翌朝満身創庚で資材置き場に横たわるドーベルマンを偶然見つけたテンダーは、幼いながらも献身的な介抱を始め、彼女とドーベルマンは深い絆で結ばれていった。一方、テンダーはボビーの誕生日プレゼントを用意するが、今のボビーには彼女の優しさを理解する余裕もなく、ただ叱りつけてしまうのだった。ますます仲を深めるテンダーとドーベルマンだったが、ある朝、彼女の登校中にドーベルマンは捕獲されてしまう。テンダーの機転で殺される直前に逃亡し、部屋の中まで上がるようになったが、結局ボビーに見つかり追い出されてしまう。その頃ボビーはシシーから受けた集金の仕事に真面目に取り組んでいたが、ボビーを罠にはめ犯罪者とし、テンダーを自分のものにしようと画策するシシーの策略でさらなる窮地に追い込まれてしまう。止む無くロサンゼルスに住む兄ジョージのところへ向かうボビーとテンダー。置き去りにされたドーベルマンも2人の後を追った。ジョージの家で束の間の安息を得たテンダーだったが、ボビーがジョージと喧嘩をしたため家を離れることになる。しかしその途端、あり金を積んだ車を盗まれてしまった。苛立つボビーはテンダーに当たり散らしたため、彼女は姿を消してしまう。失意のボビーは自分の行動を反省しジョージに過ちを詫びた。そこヘシカゴから走り続けて来たドーベルマンが姿を現わし、テンダーを捜し出した。だが怒り狂ったシシーにより、ボビーは重傷を追い、さらにドーベルマンは再び闘犬場で戦うハメに追い込まれる。しかしドーベルマンは相手の猛犬を倒し、シシーをも降伏させた。そして父娘とドーベルマンには再び平和の日々が訪れるのであった。
監督
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
編集
字幕
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