画家と泥棒
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画家と泥棒

2024年11月9日公開、106分、ドキュメンタリー
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2020サンダンス映画祭で審査員特別賞に輝いた異色ドキュメンタリー。オスロのギャラリーから2枚の絵画が持ち去られた。やがて犯人は逮捕されるが、絵を盗まれた画家は動機が気になり泥棒の男に接近、彼をモデルに絵を描き始める。そんな2人の3年間の交流を見つめる。監督はNetflix『イベリン:彼が生きた証』のベンジャミン・リー。

ストーリー

チェコの画家バルボラ・キシルコワはオスロに移住したばかりの頃、彼女の絵画を展示していたギャラリー・ノーベルから、2人の男が白昼堂々とギャラリーに侵入し、絵画2点を持ち去ったという知らせを受けた。バルボラは盗まれたことへの怒りよりも、「なぜ私の絵を盗んだのか」という困惑と疑問を抱く。盗まれた2作品は『クロエとエマ』と『白鳥の歌』。どちらも4×6フィートもの大きさの魅力的なリアリズム絵画だった。泥棒たちは慎重に200本以上の釘を抜き無傷で取り外し、絵をフレームから外して持ち出していた。専門家でさえ1時間はかかる作業である。バルボラは大切な2枚の絵を取り戻したいという一方で、泥棒たちのことが気になっていた。その後、防犯カメラの映像によって泥棒たちは逮捕されるが、絵画は行方不明のまま。そこでバルボラは、逮捕された泥棒の1人、カール・ベルティルという名のタトゥーだらけの男の裁判を傍聴することに。犯行当時、ベルティルはドラッグをやっていて、絵を盗んだ後は何も覚えていないと言う。だがその後、オスロのレストランで再会した時、ベルティルはバルボラに「絵が美しかったから盗んだ」と告白する。ベルティルの言葉はバルボラの心を掴み、彼女を危うい芸術的体験の誘惑に駆り立てる。バルボラはベルティルをモデルに絵を描き始める。ベンジャミン・リー監督はそんな2人の親交を3年間にわたって撮影することになる……。

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作品データ

原題
Kunstneren og tyven
製作年
2020年
製作国
ノルウェー
配給
MadeGood.films
初公開日
2024年11月9日
上映時間
106分
製作会社
Medieoperatorene=VGTV=Tremolo Productions
ジャンル
ドキュメンタリー


[c]キネマ旬報社