黒人の宗教音楽である“ゴスペル”音楽の魅力をドキュメントした映画。製作・監督はジョージ・T・ニーレンバーグ、共同製作はカレン・ニーレンバーグ、撮影はエド・ラックマン、ドン・レンザー、編集はポール・バーンズ、音楽はダニー・マイケル、ジョン・ハンプトン、ニーロン・クロフォードが担当。出演はウィリー・マー・フォード・スミス、トーマス・A・ドーシィ、サリー・マーティンほか。映画は黒人の宗教音楽であるゴスペル音楽の歴史をその代表的な曲目で綴ってゆく。ゴスペル音楽の2人の偉大な存在、ウィリー・メイ・フォード・スミスとトーマス・ドーシィが人生を語り、ゴスペルを語り、そして歌う姿が捉えられる。マス・ドーシィは、ブルースシンガー&ピアニストとして、人気を得ながら、突如宗教の世界に身を投じ、ゴスペル・ライターとして名を成した。1930年代のことだ。彼こそ、黒人ゴスペル音楽の基礎を作った人、ゴスペル音楽の父として知られる。ウィリー・メイ・フォードも1930年代、娘バーサを伴いながら、全国を回りゴスペル音楽を歌い心を伝えた人。いわゆるゴスペル音楽の母といわれている。映画では、この2人の歌はもちろん、ゴスペル音楽の代表歌手たちが次々に登場する。合わせて古いマヘリアのフィルムやレコード、オニール・トゥインズの迫力といったものも目を引く。ドーシィの歌う『プレシャス・ロード』がメインに流れる。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
スタッフ
監督、製作
ジョージ・T・ニーレンバーグ
撮影
エド・ラッハマン
撮影
ドン・レンザー
音楽
ダニー・マイケル
音楽
ジョン・ハンプトン
音楽
ニーロン・クロフォード
編集
ポール・バーンズ
字幕
松岡葉子
制作補
カレン・ニーレンバーグ
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作品データ
[c]キネマ旬報社