瀬戸みちる
優子
『わたしの夫は―あの娘の恋人―』などのドラマや「惑星ミズサ」などの映画を手がける佐藤竜憲監督による、子供は親を選ぶことができない、いわゆる“親ガチャ”をテーマにした人間ドラマ。暴力団員の父に大切に育てられた優子だったが、父の仕事が原因で彼女の日常が崩れていく。主人公の女子高生・神谷優子を新鋭・瀬戸みちるが、男手ひとつで大切に優子を育てた暴力団員の父を北野武作品はじめ数々の作品に出演する柳憂怜が演じる。2024年第1回北海道国際映画祭にて最優秀国際長編映画賞(金ふくろう賞)を受賞。
ある小さな田舎町の父子家庭で育ってきた女子高生の優子は、何か決断をすることも派手な出来事が起こることも大の苦手。何も起こらない“普通”が一番心地良いと思っていた。父親は男手ひとつで一般家庭と同様に優子を大事に育ててきたが、“普通”の親とは異なり、ヤクザを生業にしている。父親の取り巻きの組員たちは、娘を溺愛していたり、いい歳をして大学受験に挑んだり、親の介護に苦しんでいたりと、どこか憎めないヤクザばかりで、彼らも優子に対して常に優しかったが、今やシノギが大幅に減少してしまい、組は存続の危機に陥っていた。クラスメイトや世間に対して若干後ろめたい気持ちがありつつもそれなりに楽しく毎日を過ごしていた優子だったが、父親の仕事が原因で彼女の“普通”が崩れはじめ……。
監督、脚本
エグゼクティブプロデューサー
撮影
スタイリスト
ヘアメイク
照明
録音
助監督
監督助手
制作担当
プロデューサー
アソシエイトプロデューサー
宣伝プロデューサー
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