俳優・監督の緑茶麻悠と映画作家の佐伯龍蔵が独自の金銭感覚を持つ人々に取材し、お金の本質やそれに伴う人のつながりを考察していく。法定通貨の外側で地域通貨を実践する人々を取材したパートと、2人が体験していく幻想的なフィクションパートを交え構成。緑茶麻悠と佐伯龍蔵のほか、廃材エコヴィレッジゆるゆるの村長でマルチに活動する芸術家・傍嶋飛龍、共感資本社会の実現を目指す非営利株式会社eumoの新井和宏と武井浩三らが出演。東京ドキュメンタリー映画祭2023長編コンペティション部門準グランプリ受賞。2023年第17回田辺・弁慶映画祭フィルミネーション賞受賞。特集『田辺・弁慶映画祭セレクション2024』上映作品。
ストーリー
龍蔵と麻悠の監督コンビは、定期的に売れない自主映画を作り続けているため、常にお金がなく、生活費すら底をついてしまう。そんな二人は、映画を作りにあたり避けては通れないお金について考え始める。そしてその夜、突如旅人が訪ねて来て、お金とは何か問いかけてくるが、二人は答えることができない。それからというもの、龍蔵が突然黄金虫に変身し、置いた覚えのない種籾や蜂の巣があり、鉱石ラジオは異次元ラジオを傍受し、定食屋さんでは謎のCMを見るなど、二人の周りで不可思議な出来事が起きていった。その中で二人は地域通貨と出会い、その実践者たちに話を聞いていき、普段何気なく使っている法定通貨の外側にとてもロマンチックな経済圏があることに気付く。
キャスト
緑茶麻悠
湯山大一郎
自然のなにか・旅人
傍嶋飛龍
廃材エコヴィレッジの村長
江頭一晃
開墾する友人
新井和宏
非営利株式会社eumo
武井浩三
非営利株式会社eumo
TAKE
古民家で出会う人
林憲子
高義彦
竹下しんいち
土屋ひな
矢鱈鯉寧
西村ひなた
みなみりょうへい
諸江翔大朗
タケダナヲ
梅岡浩
箱崎恵子
山ぐるみ
小吹修三
高哲郎
小松貴
荒木秀行
スタッフ
監督、脚本、編集
佐伯龍蔵
監督、脚本、編集
緑茶麻悠
撮影
加藤アラタ
撮影
栗原徹
撮影
西岡空良
撮影
高木陽春
録音
宮成弘
効果録音
東岳志
特殊映像
長良将史
グラフィックデザイン
高義彦
整音
佐片健
カラリスト
Juan Pablo Mayol
ロゴデザイン
楯まさみ
タイトル考案
柴田剛
撮影協力
赤井成彰
撮影協力
大西正彦
撮影協力
中島勇
撮影協力
渡辺雅海
劇中CM制作
下島匠
劇中ラジオ音源
Kajiwara Bing Toshio
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社