一人一人の個性を大切にする3つの学校を取り上げ、2023年第32回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー部門に輝いた教育ドキュメンタリー「夢みる小学校」に、当時小学生だった子どもたちが中学3年生になった姿を新たに撮影した中学生パート30分を追加・再編集。「いただきます」シリーズのオオタヴィン監督が、子どもファーストに徹する私立きのくに子どもの村学園、公立の伊那市立伊那小学校、世田谷区立桜丘中学校を取材する。脳科学者の茂木健一郎、教育評論家の尾木直樹、文化人類学者の辻信一、作家・高橋源一郎らが出演。吉岡秀隆がナレーションを務める。
ストーリー
2020年度から学習指導要領の主題がアクティブラーニング(自主的探求)に大きく舵を切った。激動のAI時代に対応するため、日本の公教育は大きく揺らいでいる。私立きのくに子どもの村学園は30年前から体験学習を実践。きのくに子どもの村学園の子どもたちは、プロジェクトとよばれる体験学習の授業を通じ、自らの頭で考えて自分たちでプロジェクトを運営する。そんなきのくに子どもの村学園に1年間密着。子どもの村のスタッフは、楽しくなければ学校じゃないと口をそろえて言う。私立学校だけでなく、60年間成績通知表や時間割りがない体験型総合学習を続ける伊那小学校や、校則や定期テストをやめた世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦前校長といった、自由な公立学校も紹介。さらに、撮影当時小学生だった子どもたちが中学3年生になった姿を捉えた中学生パートを30分間追加・再編集。ひとりひとりの個性を大切にした子どもファーストな3つの学校を見つめる。
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ニュース
作品データ
- 製作年
- 2021年
- 製作国
- 日本
- 配給
- まほろばスタジオ
- 初公開日
- 2024年2月2日
- 上映時間
- 91分
- 製作会社
- (制作:まほろばスタジオ)
[c]キネマ旬報社