「カラスの飼育」「カルメン」など数々の作品で国際的な評価を得てきたスペインのカルロス・サウラ監督が、先史時代に描かれた洞窟の壁画から現代のグラフィティまでを個性的なアーティストたちと共にめぐり、何故人は壁に描くのか探求するドキュメンタリー。スペインの古人類学者フアン・ルイス・アルスアガや、スペイン現代芸術を牽引するミケル・バルセロら個性的なアーティストがカルロス・サウラの旅に同行し、芸術の起源について探求する。2023年2月10日に他界したカルロス・サウラ監督の遺作となった。追悼企画『VIVA SAURA! ~未来に生きるシネアスタ~』にて上映。
ストーリー
アルタミラ洞窟の専門家と共にスペインの遺跡や洞窟をめぐるカルロス・サウラ監督は、人はなぜ壁に表現したのかを探っていく。さらには古代から現代のグラフィティへと若い世代の活動にも迫り、グラフィティ・アーティストのZeta、グラフィティ・ライターのMusa71、アーバン・クリエイターのSuso33、アーティストのCucoがそれぞれの視点から、なぜ壁に描くのかを示す。先史時代の洞窟における最初のグラフィック革命から最も前衛的な都市表現まで、創造的なキャンバスとしての壁と芸術の関係に迫る。
スタッフ
監督、脚本
カルロス・サウラ
脚本
ホセ・モリヤス
製作、製作総指揮
マリア・デル・プイ・アルバラド
撮影
フアナ・ヒメネス
撮影
リタ・ノリエガ
音楽
アルフォンソ・G・アギュラー
編集
ヴァネッサ・マリンベール
録音
イネス・アルミロン
録音
ラケル・フォルセン
整音