ユー・ペイチェン
ユー・シンホェイ
自由を口にすることすらできなかった台湾の白色テロ時代を、政治犯収容所で懸命に生きた女性たちの闘いのドラマ。第2次大戦後30年以上もの間、台湾・緑島には政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていた。この史実を基に、実在した人々の命を3人の女性に投影し、家族や生活、名前を奪われながらも、自由への信念を貫く姿を描く。原作は後に被害者の口述をまとめた曹欽榮(ツァオ・シンロン)の『流麻溝十五號:緑島女生分隊及其他』。台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話映画。タイトルは女性たちが収容されていた住所を示す。監督は「Tattoo-刺青」「花様 たゆたう想い」の周美玲(ゼロ・チョウ)。
1953年、自由を口にするものは政治犯としてすぐに捕まる時代。政治的弾圧が続く中、罪を課せられた者は思想改造および教育・更生のため緑島に収監されていた。連行された者たちは、名前ではなく番号に置き換えられ、囚人として 「新生訓導處」に監禁、重労働を課せられる日々を余儀なくされた。純粋な心を持つ、絵を描くことが好きな高校生・余杏惠(ユー・シンホェイ)。ひとりの子どもが生まれて問もなく投獄された正義感の強い、看護師・巌水霞(イェン・シュェイシア)。妹を拷間から守るため自首して囚人となった陳萍(チェン・ピン)。次々と迫る不条理に対しても、思考は止めず台湾語、北京語、日本語などあらゆる言語を駆使しながら一日一日を生き延びようとする。
監督、脚本、編集
脚本
原作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
主題歌
日本語字幕
日本語字幕
監修協力