旅と音楽をテーマに、ドキュメンタリーとドラマを融合させるスタイルで映画を監督してきた亀井岳が、マダガスカルの死生観をテーマにしたロードムービー。IP シティ国際 D シネマ映画祭 2022 で観客賞(長編部門)受賞作。
ストーリー
マダガスカル南東部。この地には、亡くなった人の故郷の村人が遺骨を生まれ育った場所に持ち帰るという風習がある。少女ニリナが出稼ぎ先で亡くなり、長老はニリナの弟タンテリやザカ、スル、離れ小屋の親父の4人に、ニリナの遺骨を持ち帰るよう命じる。4人はそれぞれ楽器を手に片道2~3日かかる村に向け旅に出る。