石坂浩二
支配人
1966年スタート特撮ヒーローTV「ウルトラマン」。その4Kリマスター版から【生命】【浪漫】【仲間】【正義】という4つのテーマで新撮パートを加え再発見するシリーズ。「仲間のものがたり」は第13話「オイルSOS」、第33話「禁じられた言葉」、第36話「射つな! アラシ」、第37話「小さな英雄」をセレクト。2024年10月18日から開催の「円谷映画祭2024【Part2】」にて上映。
少し元気がない少女のため、勇気や信念を感じられる、仲間をテーマにした物語を支配人(石坂浩二)がセレクト。科学特捜隊の信念や少年の強い意志が、少女を勇気づけていく時、ある真実が明らかになる……。〈第13話「オイルSOS」〉中近東の各国で原因不明の油田火災や、航行中のタンカーの爆発炎上事件が相次いで起こる。そんななか、東京の港湾地区でタンクローリーが謎の怪物によって爆破されるという事件が発生。海を渡り日本にやってきた怪獣ペスターに対し、科特隊は東京湾外で撃滅する作戦を実行するが、事態は最悪の展開に……。〈第33話「禁じられた言葉」〉航空ショーの真っ最中に、大型タンカーが飛行・爆発する瞬間を目撃したフジ隊員(桜井浩子)の弟・サトル(川田勝明)。そこに、テレパシーで語りかける謎の声が。それは地球侵略にやってきたメフィラス星人だった。サトルを地球人の代表として選び、「地球をあなたにあげます」と言わせようとするのだが……。〈第36話「射つな! アラシ」〉児童会館の近くに、六千万カンデラの怪光を発する怪獣ザラガスが出現。科特隊が攻撃を仕掛けるが、ザラガスは一度受けた攻撃に対し、体質変化によって抵抗力を身につける不死身の怪獣だった。攻撃中止命令が下されるなか、ザラガスから子供たちを守るためにアラシ隊員(石井伊吉)は新兵器QXガンを発砲してしまう……。〈第37話「小さな英雄」〉ある日、銀座のデパートに出現し人々を驚かせたピグモン。科特隊に保護されたピグモンだが、彼は何かを必死に伝えようとしていた。解析されたピグモンの言葉によると、怪獣の酋長ジェロニモンが60匹以上の怪獣を復活させ、科特隊とウルトラマンに復讐するという。直ちに迎撃に出動する科特隊だったが、イデ隊員(二瓶正也)の様子がおかしい……。
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