チャールトン・ヘストン
Baffalo_Bill_Cody
「インディアン征路」のナット・ホルトが製作した。「インディアン征路」のフランク・グルーバーの原作からチャールズ・マーキス・ウォーレンが脚色し、新人ジェリー・ホッパーが監督にあたっている。撮影は「荒野の襲撃」のレイ・レナハン、音楽は「燃える幌馬車」のポール・ソーテルの担当。「燃える幌馬車」のチャールトン・ヘストン、「腰抜け大捕物」のロンダ・フレミング、「午後の喇叭」のフォレスト・タッカー、「非常線(1953)」のジャン・スターリングが共演する。
1860年、南北戦争の始まるちょっと前の頃の物語。当時アメリカ中部から太平洋岸に出る交通路がなかった。駅馬車の生みの親といわれるR・J・ラッセルは、バッファロ・ビル・コディ(チャールトン・ヘストン)とワイルド・ビル・ヒコック(フォレスト・タッカー)にミズーリ州セント・ジョセフからサクラメントまでの交通路を開拓し、途中に中継所をつくることを命じた。男のような気性のラッセルの娘デニー(ジャン・スターリング)はひそかにコディに想いを寄せていたが、いかにも女らしいイヴリン(ロンダ・フレミング)も同様だった。イヴリンの兄ランスは、カリフォルニア独立を唱え、駅馬車に反対していた。彼の仲間のクーパー、ペンバートンも私利私欲のために駅馬車には大反対していた。彼らはインディアンに銃を売ってコディらの仕事を妨げようとし、そのためコディ、ヒコック、デニー、イヴリンの4人がインディアンに襲われて荒野の中の中継所に孤立させられたこともあり、コディが酋長と一騎打して勝ち九死に一生を得たのだった。こんなことからイヴリンは兄の行為をいさめたが兄は改めようとしなかった。しかし、ランスら3人はやがて正義の刃に倒れ、駅馬車交通路はついに完成した。あるとき、サクラメントの町で、コディは反対派の1人に狙撃された。その時デニーはコディを身をもってかばって死んで行った。コディはイヴリンにひかれていたのだが、最後に彼の心を掴んだのはデニーだった。
Baffalo_Bill_Cody
Evelyn
Denny
Wild_Bill_Hickok
Rance_Hastings
Bridger
Barrett
Cooper
Pemberton
Sgt.Russell
監督
脚本
原作
製作
撮影
美術
美術
編集
録音
録音
作曲
テクニカラー・カラー・コンサルタント
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