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榎木淳弥
らぶ
福島県会津地方のローカル鉄道・会津鉄道芦ノ牧温泉駅の猫たちの姿を捉えた「劇場版『にゃん旅鉄道』」の続編。2代目名誉駅長らぶと妹さくらに加え、兄ぴーち、新たな家族そらとりくとの日々を、会津地方の四季折々の原風景とともにアニメと実写映像で綴る。声の出演は、「アリスとテレスのまぼろし工場」の榎木淳弥、「K SEVEN STORIES Episode 4『Lost Small World 檻の向こうに』」の明坂聡美。
福島県会津地方を走るローカル鉄道・会津鉄道芦ノ牧温泉駅。25年前、豊かな自然に囲まれたのどかな場所にあるこの駅の駅舎に住み着いた一匹の猫・ばすが“ねこ駅長”として名誉駅長に就任すると、駅に多くの人が訪れるようになり、地域に活気をもたらした。そんなばすに続き、2代目名誉駅長に就任したらぶ(声:榎木淳弥)は、元気に駅の見回りをする好奇心旺盛な姿が多くの人に愛されていたが、2022年に病気のため永眠。全国から多くのファンが参列し、別れを惜しむお別れ会が開かれる。らぶの飼い主である芦ノ牧温泉駅の小林美智子駅長(南條愛乃)は、らぶに向けた手紙をしたためる。らぶに代わり、妹のさくら(声:明坂聡美)が駅を守る。駅のアテンダントとして幼いころかららぶの背中を見て、駅員の仕事を学んできたさくら。兄のらぶと過ごした黄色のベンチで、列車のお出迎えやお見送りに忙しい日々を送っている。乗客や地元の人とのふれあいも大切にしているが、引っ込み思案かつマイペースな性格で、兄のようにうまくかないこともある。それでも駅で働き続けるのには理由があった……。
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