第77回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞した、ショーン・ベイカー監督最新作。NYを舞台に、ロシア系アメリカ人のストリップダンサー、アノーラのジェットコースターのようなロマンスと騒動を、ユーモラスに、そして真摯に描く。カンヌの審査員長だったグレタ・ガーウィグは「真実味がありつつも予想だにしない作品。エルンスト・ルビッチやハワード・ホークスのようなクラシックな映画の構造を思い起こさせる」と評している。
ストーリー
ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラ(マイキー・マディソン)は、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の息子、イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と出会い、衝動的結婚というシンデレラ・ストーリーのチャンスをつかむ。だが、そのニュースがロシアに届くと、イヴァンの両親は結婚を無効にするべくNYに乗り込んでくる。彼女のおとぎ話は成就するのか?